審判のヒトリゴト

第1回 タッチ

 「審判のひとりごと」というコーナーをやることになった。
 ひとりごとなので、読み流してください。でも審判の考えていることが意外と分かっちゃうかも。


 ボールキャリアがタッチされた場合、プレーは終了する(7-2-1-1)ってくらいだから、いかにタッチが重要かということは分かるでしょ。タッチができなきゃぁやられちゃうからね。

 で、何を「タッチ」と呼ぶか。ルールブックには
 1)手が同時に相手の身体に触れること
 2)肩から腰までの部分又は肘から肩に触れること
 3)両足がグランドについていること
ってある(7-2-1-2)。この3つが満たされていれば、タッチだ。

 でも私はここに書いてある以外のことを1つ重要視する。それは、ボールキャリアにタッチしようとする選手がどれだけ近づいているか、ってこと。上の3)に通ずることなんだけど、いくら手が同時に相手の身体に触れ、タッチしている位置も正しくても、タッチしようとする選手の体幹がボールキャリアから離れ、泳ぐようなタッチじゃぁ「No!!!」と叫んでしまうよ。
 逆にタッチをしようとする選手の体幹がボールキャリアに近づいていれば、ホントはかすっていたとしてもタッチと認定することも、ある。触れていないことが明らかならもちろん笛は吹かないけれど。
 アメリカンではタックルでボールデッドになるでしょ?
 であればタッチだってタックルができるほどに近づかなきゃぁね(もちろんタックルはダメだよ)。

 良くノータッチの判定をされた後、サイドラインから「アピールしろ」って声が飛んでるのを聞くけど、あれはまるで意味無し。勢いで判定するわけないでしょう。ちゃんと見てるよ、そこまで能無しぢゃない、と言いたいね。


 こんな感じで続きます。
 不定期掲載です。
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(A.T.)

 --------追記-------- 

文中の「7-2-1-1」等の記載は、「日本タッチ&フラッグフットボール協会公認 タッチフットボール公式競技規則」におけるルールの記載箇所を示しています。「7-2-1-1」は、「第7編 第2章 1-(1)」という意味です。